「終活」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。先日あるドキュメンタリー番組で「終活」に関するトラブルが取り上げられていました。その内容を見るにつれ、司法書士が活躍できる場面がでてくるのではないかと感じます。
「終活」は、生前に亡くなった後の墓や葬儀を準備する活動を指すようです。大きな枠組みとしては、自身のこれまでの人生を振り返るとともに、今後の生き方を考える活動全般も含まれるようです。高齢化ともにブームとなり、既に定着化したようにも感じます。
こういった背景から、葬儀社や墓業者などが成長産業となり、競争が激化しているようです。あるドキュメンタリー番組にて、競争激化により墓業者が倒産し、お金を払ったのに墓が建たないというトラブルが表面化していると報じられていました。また、墓を準備していても、身寄りのない高齢者の場合は、墓の存在を知っているのは自分自身しかいないため、無縁墓地に葬られてしまうケースもあるようです。このような事態を受け、各地方自治体が独自の動きを見せ、「終活」を支援しているという内容が報じられました。
司法書士の仕事は、役所や葬儀社ともかかわりが深いといえます。また、成年後見業務において、高齢者やその親族との接点もあります。司法書士として、ご相談者の「終活」においても貢献できる場面は多々あるのではないでしょうか。例えば、遺言作成の相談を受けた際、内容をヒアリングすることで、ご相談者の懸念を掘り下げていくことができます。その懸念に対して、司法書士として、また他士業や業者との連携することで、ワンストップで解決することができるかもしれません。ご相談者に喜ばれるだけではなく、今後の依頼の増加にもつながるのではないでしょうか。
こういった動きや思考から、他事務所にはない強みが見つかるのかもしれません。特に、独立開業をお考えの方は、様々な情報に触れ、司法書士としての貢献、司法書士としてカバーできない範囲は、業務提携先を探すなど、将来に向けたシミュレーションができるのではないでしょうか。
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