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司法書士試験受験者数の推移

 

過去、司法書士試験は年々受験者数が増え、平成18年~平成22年の間には、毎年900名以上の合格者を輩出するまでになりました。
それが、近年では受験者数が減少に転じており、合格者数も落ち着きを見せています。

 

 

これは一体、何が原因なのかでしょうか。
はっきりとした理由は分かっていませんが、主に下記の要因が関連していると思われます。

 

  • リーマンショックの余波(公務員志向の高まりによる資格試験受験者が減少)
  • 資格試験を取り巻くネガティブな情報(資格だけでは食べていけない等の報道)
  • 若年層の少子化が進んでいること(新規受験者層の減少)
  • 大学生の奨学金問題(奨学金返済のため、試験専念や講座受講ができない経済状況)
  • 企業求人の増加、有効求人倍率の回復(資格取得によるスキルアップ志向の減少)

 

ただ、どれも決定的とはいえず、それぞれの理由が重なり合った、複合的な要因からきているのではないかと推測しています。

 

この受験者数減の傾向が続くと、司法書士を取り巻く環境はどう変わるのでしょうか。
司法書士間における競争という視点から見ると、合格者が減ることで競合が少なくなり、依頼増加につながる可能性があります。現職中の方は、在籍している事務所の仕事が増え、給与など待遇が上がるかもしれません。独立をお考えの方にとっては、将来の商売敵は減ること、また依頼を受けきれず断る事務所が出てきているため、以前よりも営業がしやすい環境になってくるかもしれません。
その一方で、社会の中において、司法書士は存在感をどう示していけばよいか、という大きな課題も発生するように感じています。

 

司法試験においても受験者数の減少傾向が続いております。当初の構想とは違った展開になっているため、国を交えて様々な議論が展開されています。
司法書士にとっても、受験者数の増減は業界の未来を考える上で、非常に重要な問題であるように感じます。
ただ、受験者数が減ったから良い・悪い、増えたから良い・悪いとは、簡単に言えない問題だと考えています。
今後の司法書士業界と受験者の推移を見守りながらも、対策を講じていく必要が出た場合には、迅速に動けるような準備が必要かもしれません。

 

 

 

 

 

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