これまで司法書士の業務は大半が不動産登記でしたが、裁判業務や成年後見など、近年では多様化してきています。それは、『経済環境の変化』、『司法書士業界の変革』のような環境の変化だけでなく、登記件数の減少に代表される競争激化がその流れを後押ししていると思われます。
また、扱う業務内容だけではなく、司法書士事務所の組織自体も変化してきております。これまで主流だった、資格者1名、補助者数名という小さい所帯から、大量案件を処理するために、従業員が数十人~100名を超える規模の事務所が登場しています。
現在、司法書士事務所は主に下記のような分類ができますが、今後も様々な事態の変化が予想されます。
主に地場密着で、不動産登記、商業登記に対応
主に土地家屋調査士が在籍し、測量から権利の登記まで全般的に扱う
所員数を増やし、マンション案件や抹消に代表される、大量案件への対応を行う
企業法務、国際・渉外案件の対応、SPC・証券化・信託登記、外資系企業への対応など
行政書士、社労士、税理士といった他士業をグループ化した組織
債務整理、任意売却案件、詐欺事件などに対応
別途法人を設け、不動産仲介、住宅ローンなどの事業への進出
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