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司法書士の年収アップ方法は?平均年収についても紹介

 

司法書士試験は資格取得の難易度が高いことで有名ですが、どの程度の年収が見込めるのでしょうか?
今回は勤務型や独立型の平均年収を紹介しつつ、年収アップのための取り組みについて解説していきます!

司法書士の平均年収について

司法書士の業務は主に不動産登記や商業登記を行います。相続手続きの書類作成や会社設立の際に必要な書類作成が実務上必要なスキルです。
平均年収を調べた『2021年日本司法書士会連合会調べ』では、司法書士全体の年収は約450万円となっています。

この平均年収の中には勤務型(サラリーマン)と独立開業型(経営者、個人事業主)の両方の年収が合算されているため、内訳を詳しくみていきましょう。

勤務司法書士の年収で最も多かったのは約300万円〜400万円程度となっています。
これは勤務形態や勤務地域によって大きく変わるため、都内で勤務している司法書士の場合は平均よりも高いケースがみられます。

続いて独立司法書士の年収ですが約400万円〜600万円程度となっています。
独立開業を行なっている司法書士の場合、一人で業務を行う個人経営者の割合が約80%を占めており、売り上げから諸々の経費を引いた平均所得を年収としているため、平均がこの年収となっていると考えられます。

中には1,000万円以上の収入を得ている司法書士もいるため、どのような取り組みで収入アップに繋げているのか後ほど詳しく解説します。

勤務司法書士の年収アップ方法

司法書士試験に合格した場合、多くの方はまずは勤務司法書士となって経験を積むでしょう。勤務司法書士の一番のメリットは安定した収入や、分業できることで自分の仕事に集中できることが挙げられます。

司法書士の業務は主に書類作成業務になりますが、働き方によっては顧客との信頼関係を構築することが重要となる場面も多くあります。

そのため勤務司法書士に求められるスキルは以下のものが挙げられます。
● 日常業務を確実に行う信頼性
● 顧客との信頼関係を構築し、案件獲得や顧客フォローの向上
● 業務に関わる専門知識や関連資格の所得
● 上司や同僚との円滑なコミュニケーションスキル

上記のようなスキルを磨くことで信頼できるスタッフとして重宝されるため、新たな業務を任せられ給与アップに繋がります。
管理職など責任のある立場になってくると500万円〜700万円程度の年収も見込めますので、日々の業務を着実に頑張って続ける粘り強さが大切です。

独立開業型司法書士の年収アップ方法

司法書士業務で独立開業する方は非常に多く、勤務司法書士として働いた間に得た知識やノウハウ、コネクションを活用して独立に至る方が多いです。
独立司法書士のメリットは得た売り上げを全て自分で受け取ることが可能なため、一件あたりの利益率が非常に高いこと。

独立司法書士で年収を上げたい場合、以下のような取り組みが重要です。
● 案件獲得方法やコスト管理などの経営スキルを向上
● 常に長期視点を持って顧客、関連事業者との信頼関係構築
● 従業員の定着や育成のためのスキーム作成
● 競合他社との差別化や地域に根付いた経営
● SEO対策などによる検索上位に表示される取り組み

独立司法書士として活動していくためには経営スキルが非常に重要になってきます。
多くの独立司法書士は一人で経営していることが多いため、全ての業務を自分一人で完結する必要があります。

案件の新規獲得から営業、実務の処理、コスト管理など様々な分野に気を配らなければなりません。その分大きな収入を得ることも可能なため、自己管理や関連企業との連携を行えれば年収を大幅に増やすことが可能となります。
中には1,000万円〜2,000万円の年収を得ている経営者もいるため、本人の努力次第で高収入を狙うことも可能です。

司法書士のキャリアアップに必要なスキルと心構え

手堅い職業というイメージの強い司法書士ですが、具体的にどのようなスキルが必要になるのか考えてみましょう。

常に最新の法律情報を学ぶ姿勢

司法書士は顧客の問題解決のために必要なアドバイスを行う場面も多くあります。
ほぼ毎年新たな法改正が行われるため、一度覚えた知識も次々にアップデートしていかなくてはなりません。

顧客の困りごとに対してその時々で最適なアドバイスを行い、迅速な問題解決や顧客からの信頼性を獲得する姿勢がとても大切になります。
そこで築いた信頼性があれば知人や親族への紹介も望めるため、専門書やセミナー参加、インターネットなどで最新情報を得る努力をしましょう。

問題解決能力と柔軟な発想の大切さ

司法書士の実務は決められたフォーマットに沿った書類作成を行うことが多いため、時に単調に感じてしまうことも多いでしょう。
しかし、依頼してこられた顧客の問題は千差万別で、様々な問題を抱えているケースは珍しくありません。

そんな多種多様な問題に向き合い、プロとして正確に問題解決へ導く姿勢や、個別事案に対する柔軟な解決方法を提示することで顧客に安心感や信頼感を持っていただくことができます。
このような発想力などは人によって得意不得意が分かれるため、同業者との意見交換やディスカッションが非常に重要になってきます。

特に独立司法書士として活動している方は、日常業務の中で同僚や先輩から話を聞く機会も少ないため、積極的に視野を広げる活動に参加する姿勢が大切になります。

顧客視点と信頼関係の構築

顧客が抱えている問題にプロとして最短距離で答えに導く姿勢も重要ですが、顧客の立場に立って考えるスキルもとても重要になります。
知識のある状態で問題を見れば、どのように解決へ導くのが正しいのか判断できたとしても、知識を持っていない顧客が理解するためには段階を踏んだ丁寧な説明が必要です。

自分本位な提案にならないように、顧客の理解度、立場を考えたコミュニケーションが重要になってきます。
また、時には聞ききれていない問題が後になってから『実は…』と発覚することもあるため、顧客が発するサインには敏感に対応するスキルを磨きましょう。

これらのスキルは一朝一夕で身につくものではないため、一回一回の相談に真摯に向き合い、今の自分にできる精一杯の姿勢で顧客に最適な提案ができるよう心がけると、顧客からも信頼を得ることができます。

倫理観と専門性の向上

司法書士としての業務は顧客の大切な資産や権利を扱うものであり、高い倫理観が求められます。誤った判断によって顧客に大きな損害を与えてしまう可能性もある大変重要な仕事です。
決められたルールや手順をしっかりと守り、ミスや抜け漏れが無いよう複数のチェックを心がけるなど慎重さが求められる場面も多くあります。

また、専門知識向上のために関連資格の取得も重要です。
宅地建物取引士やファイナンシャルプランナー(FP)などの資格取得を行うことで、幅広い知識を持って顧客の問題解決をサポートできます。

そして先述したような法改正も定期的に行われるため、周辺知識への学習意欲も求められます。全ては顧客の信頼や安心感に繋げるための重要な取り組みとなりますので、基本的なことですが改めて初心に立ち帰る習慣も忘れずに持ち続けましょう。

まとめ

今回は司法書士の年収アップに繋がる取り組みについて解説しました。
勤務型、独立型それぞれに必要な取り組みやスキルについて解説しましたが、どちらもキャリアアップに繋げるためには地道な努力と情熱が必要になります。

一度合格すれば一生使える資格である司法書士は根強い人気がありますが、知識のアップデートや顧客との信頼関係構築などを意識的に行う必要がある資格でもあります。
顧客の資産や権利を守るために働く社会的責任の高い仕事でもありますので、責任感の強い方にぴったりなお仕事でしょう。

今回紹介した取り組みで年収を上げていくこともできるため、ぜひ参考にしてみてください。


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